自然とくに川によって子どもたちの切れた心を繋ぐ
現代は確かにモノは大変に豊かになり、技術が極度に発達してとても便利になった。しかし、その一方で、高温化現象、空気や水質汚染などで地球環境はどんどん傷みはじめ、それに応じて、子どもたちの心はどんどん荒み、元気がなくなり、キレると言われる現象がおこり、考えられないような事件が多発するようになった。そして、未来に向かって生き生きと希望をもって目を輝かす子どもがとみに少なくなった。私は、50年後、100年後の地球を見据えて、「川」を媒介項に、このキレた子どもたちのこころを繋ぎ、地球の生き生きとした再生を願ってカワ(川)ンセラー活動を開始している。
さて、わが敬愛する宮沢賢治は74年前、わずか37歳でこの世を去ったが、彼は一生を、詩と童話と科学と農民のために捧げた希有の作家であり教師だった。彼こそは、まさに人々の真の幸せを願って生きた人間であった。今回は彼の『風の又三郎』や、『銀河鉄道の夜』などにも触れながら、最近私の撮ったビデオを紹介しつつ、熱く語りたい。